糖尿病と歯周病の関係|八尾市の内科・美容皮膚科、歯科|みらい内科歯科クリニック

大阪府八尾市渋川町4丁目10-26

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糖尿病と歯周病の関係

医科歯科連携の地域のクリニック
糖尿病専門医の内科院長の濱澤と歯周病認定医の歯科院長の今泉です。今回は医科歯科連携の重要性についてお話させていただきます。
医科歯科連携とは内科による全身の健康と歯科による口腔内の健康を総合的にサポートする取り組みです。これは全身の病気と口腔内の健康が密接に関連しているため、そこから生まれた認識です。当院ではこういった取り組みにより地域の患者様の健康を少しでもサポートできればと考えております。


①糖尿病と歯周病の関係
医科歯科連携の中でも特に最近言われておりますのが、糖尿病と歯周病の密接な関係です。歯周病は糖尿病の第5の合併症とまで言われております。歯周病による慢性的な炎症は、インスリン(血糖値を下げるホルモン)の効き目を悪くして糖尿病を悪化させます。一方で、歯周病治療によって血糖コントロールが改善することも明らかになっており、両方の管理が重要です。つまり、糖尿病と歯周病はお互い足を引っ張り合う関係ですが、見方をかえると一方をコントロールすることができれば、他方のコントロールもつきやすくなります。実際にたくさんの糖尿病の患者様を診てきましたが、なかなか血糖値のコントロールに苦慮した患者様に歯周病治療をすることで、HbA1c(2ヶ月間の血糖値の平均値)が1%以上改善したケースをたくさんみてきました。当院では糖尿病の専門医と歯周治療の専門医が連携しており、そういった患者様の治療の手助けができれば幸いです。


②歯周病治療により糖尿病を持つ人の透析に至るリスクが低減
糖尿病による合併症は怖いものが多く、例えば糖尿病性腎症、神経障害、網膜症、動脈硬化性疾患(心筋梗塞や脳梗塞など)、足病変などがございます。糖尿病のコントロールが悪いと腎臓の機能は徐々に低下し、透析に至るケースが多々あります。透析に至る原因の第1位はまさにこの糖尿病です。医科歯科連携はこういった合併症予防においても非常に重要で、一つ最新の論文をご紹介させていただきます。


40~74 歳の糖尿病患者様の 2015 年 1 月~2022 年 8 月の医療受診データ・特定健診データで、歯科で歯周病の治療を受けた糖尿病患者様は、受けなかった患者様に比べて、人工透析に移行するリスクが 32~44%低いことが明らかとなり、歯周病治療の頻度が高い方がリスクは低減しました。糖尿病を持つ人における歯周病の治療が、長期的に糖尿病合併症の予防につながることが示された最新論文です。(Journal of Clinical Periodontology, 2025)


糖尿病のコントロールと歯周治療を両方行うことで、糖尿病の怖い合併症を予防していきましょう。地域の患者様の健康を少しでもサポートできれば幸いです。