5月25日は『世界甲状腺デー』|八尾市の内科・美容皮膚科、歯科|みらい内科歯科クリニック

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5月25日は『世界甲状腺デー』

糖尿病・内分泌代謝専門医の医師の濱澤です。 5月25日は「世界甲状腺デー(World Thyroid Day)」です。これは2008年に欧州甲状腺学会が、甲状腺疾患の認知向上と治療の進歩を目的として制定しました。日本においても2018年から日本甲状腺学会が、この日を甲状腺疾患の啓発や検査の推進を重点的に呼びかける日としています。下記の写真は日本甲状腺学会が甲状腺疾患の啓発・検査推進のために定めたシンボルマーク「バタフライリボン」です。



甲状腺は、首の前側の喉ぼとけの下あたりにある、蝶々のような形をした小さな臓器です。重さは約10~20g、大きさは約45mm×40~50mmほどで、通常は外から触れてもわからないため、あまり意識されることはありません。しかし、この甲状腺は私たちが生命を維持するために欠かせないホルモンを作っています。甲状腺の病気には、バセドウ病や橋本病、甲状腺腫瘍や甲状腺がんなど、さまざまな疾患があります。



バセドウ病は甲状腺ホルモンが過剰に分泌される病気(甲状腺機能亢進症)の代表的なものです。自己免疫という免疫の異常でおこりますが、何故発症するかという詳しい原因はまだ分かっていません。20歳~40歳代の比較的若い世代の女性に多い病気ですが、男性や子どもがかかることもあります。症状は下記のようなものがあります。

バセドウ病の症状
・ドキドキ動悸がする(頻脈)
・汗をかきやすい(発汗)
・体重減少
・手の震え(振戦)
・疲れやすい
・いらいらしやすい、眠れないなど気分の変化
・下痢気味、便の回数が増える
・月経不順


橋本病は慢性甲状腺炎とも呼ばれる自己免疫性甲状腺疾患で、甲状腺ホルモンが不足する病気
(甲状腺機能低下症)のひとつです。若い世代から中高年の女性に多く、成人女性の約3~10%が罹患していると言われるほど、めずらしくない疾患です。しばしば更年期症状と間違われることもあります。橋本病に症状には下記のようなものがあります。

橋本病の症状
・疲れやすい、だるい、やる気が出ない
・体重が増えやすい
・寒がりになる、体温が低めになる
・便秘
・皮膚の乾燥、かゆみ
・顔や手足のむくみ、まぶたが腫れぼったい
・脈が遅い、動作がゆっくりになる



そのほか、甲状腺にできる「しこり(結節)」の一部に甲状腺腫瘍があります。腫瘍には「良性」と「悪性」がありますが、甲状腺の腫瘍のほとんどは良性で、命に関わることはまれです。良性腫瘍は、多くの場合ゆっくりと成長し、周囲の組織に広がることはありません。ただし、サイズが大きくなったり、甲状腺機能に異常をきたすことがあったり、周りの臓器に影響を与えたりする場合は、手術などによる治療が必要になることがあります。

バセドウ病は女性が男性の約3-4倍と多く、約50-100万人に見られます。橋本病は女性が男性の約10倍と多く、約2000万人に見られる比較的頻度の多い疾患です。
甲状腺の病気は、身近でよくある病気にもかかわらず、治療を受けていない方が多い病気です。日頃の体調不良が気になる方は甲状腺の専門医がいる当院までお気軽にご相談ください。